子育て講座「家庭でできること」

保健センターで「子育て講座」がありました。

講師の先生は、娘を療育につなげてくださった、医療センターのOTの先生でした。

今日は、子育て講座で学んだことの一部をまとめてみました。

作業療法士による子育て講座

◎子どもの行動について考える

○子供の行動にはきっかけがある

行動の背景(理由)や結果を、分析して行動を変えていく

 

○行動を3つの箱に分けて対応を考える

【背景→行動→結果】

 

行動に着目した「成長を助ける」対応の仕方

【直後の状況を修正する方法】

①肯定的な注目「ほめる」

②望ましくない行動を減らす「計画的な無視」

 

①肯定的な注目「ほめる」

行動の強化

遊びが終わった→玩具を片付ける→褒められた【行動が強化される】

「玩具を片づける」という行動が、「お母さんに褒められた」という結果によって強化され、それ以降「片付ける」ことが増える。

 

行動の消去

遊びが終わった→玩具を片付ける→無反応【行動が消去される】

「玩具を片づける」という行動が、「お母さんが褒めてくれない」という結果によって消去され、それ以降「片付ける」ことが減少する。

 

「遊んだあとは片付ける」など、望ましい行動を増やしたい時は、積極的に褒めて強化しよう!

 

誤学習

普段の付き合い方が怒ってばかりだと、「否定的な注目もないよりはマシ」と行動が繰り返されることも。

 

親が電話をしている→電話の邪魔をする→怒られる【行動が繰り返される】

 

○なぜか?

普段からの付き合い方がポイント

子どもは注目されることをエネルギーにする

○いつもどんな関わり方をしている?

いい行動を褒めている→適切な対応での行動が習慣化

悪い行動のみに着目し叱責→不適切な対応での行動が習慣化

 

普段、子供が望ましい行動をしている時は「やって当たり前」と注目せず、子供が望ましくない行動をした時にだけ叱るなどの対応をしていると、「怒られても構ってもらえるだけ嬉しい」と思い、親の注目を引くためにわざと望ましくない行動をするようになってしまうので注意!

 

○肯定的注目とは

  • 子どもをほめる
  • 子どもの行動をしっかり見ていること
  • 子どもに「ちゃんと見ているよ」「気付いているよ」ということを知らせる
  • 何が良いのかを伝える
  • 褒められて嬉しいという気持ちを育てる(次の行動への動機付け)

 

②望ましくない行動を減らす「計画的無視」

行動の強化

構ってもらいたい→泣く 投げる→抱っこしてもらえる【行動が強化される】

 

行動の消去

構ってもらいたい→泣く 投げる→構わなくなる【行動が消去される】

 

○無視されると行動が変化する

ただし「無視」とは人を無視するのではなく、人の行動を無視することである。

 

子どもが親の気を引くために、「泣く」「物を投げる」などの不適切な行動をする場合は、「抱っこ」をしたり「叱責」したりすると、

「泣いたり、物を投げれば構ってもらえる」

と誤学習し、行動が強化されてしまいます。

 

不適切な行動は、構ったり怒ったりせず、

投げたものをそっと片付ける

洗濯物を畳み続けるなど、自分の行動を淡々と続ける

などして、

「ママそれ見てないよ~」

という態度で接すると良いとのこと。

 

褒める時に気を付けること

例えば、子どもの描いた絵を褒める場合などは、

「色の使い方が綺麗だね」

など、子ども本人がしたことを具体的に褒めてあげるようにして、

「クラスで一番上手だね」

「○○君よりも上手だね」

など、人と比較するような褒め方はしないようにする。

 

「一番にならないと褒められない」

「○○君より上手に描かないと褒められない」

など、子どもが切迫感を持って取り組むようになってしまう恐れがある。

 

「去年描いた絵よりも上手だね」

など、本人の過去と比較して褒めるのはOK。

 

人前で褒められることを恥ずかしがる子の場合、アイコンタクトだけでもOK。

あとでコッソリ褒めてあげると良い。

 

子どもが片付けなど、望ましい行動をした時は、

やり始めた時に褒めるのがコツ。

最後までやりとげられない子も多いため、集中力が切れそうな時は、

「あと○○だけだね~、すごいね。」

などと声をかけて、モチベーションを高めてあげると良い。

 

「最後まで出来たら褒めよう」

などと考えていると、ついつい

「まだ終わってないよ」

など、否定的な言い方になってしまう恐れがある。

 

褒める時は、

「コップを片づけてくれてありがとう」

など、「○○がどうだったからありがとう」と、行動を具体的に褒める。

まとめ

今日の講座で学んだことは、

「応用行動分析学」

に基づいた関わり方だと思います。

 

詳しく勉強したい方は、「応用行動分析」について書かれた本などを読むといいと思います。

 

「家で1人で勉強するのは性に合わないわ~」

という方は、こういった「子育て講座」を受講するのもいいかもしれません。

 

今日の「子育て講座」には、およそ70組の親子が参加していました。(総勢140名!)

小さな赤ちゃんがたくさんいて、見ているだけで楽しかったです(*^_^*)

 

また何か講座があれば、是非参加したいと思います。

以上、作業療法士による子育て講座の一部まとめでした!

2 Responses to “子育て講座「家庭でできること」”

  1. 大変参考になりました!!
    貴重な報告ありがとうございます。